お金大好き!さきっちょだけブログ

36歳、男、独身、一人暮らしがさきっちょだけで資産形成に勤しみます。

7,400万円到達。直近6ヶ月で約2,000万円増加。

 

※このブログは、一人のサラリーマンが、資産形成活動において、

いつ何を考え、どう行動したかを残すことを目的とした活動記録である。

今日は特段その傾向が強い記事です。

 

金はあるけど金がない。

資産状況は以下の通り。

74,107,406円

 

春の下落はなんだったのか。

今年は極端で年初から4か月間マイナスが続き800万円ほど減少、

そこからV字回復で直近6ヶ月で2,000万円増加という状況です。

 

何てたって日経平均の勢いが凄い。

史上初50,000円に達成したかと思えば、もうすでに52,000円。

投資しているもの、していないもの、壁がどんどん高くなって

もはや進撃の巨人で出てくる壁状態。

日経平均史上最高値の実感があるかないかは、やってるかやってないかの差だけ。

 

残念ながら私は国内株を全体の5%くらいしか持っていないので

あまり効果は出ていませんが、それでもここ数年続く円安と

米国株高が追い風となり、評価額は着実に増えています。


だが、しかし。

 

財布の中は軽い。

 

行き過ぎた現金軽視

現金が全然ありません。

現金をかき集めにかき集め、銀行口座、証券口座どちらも残高4桁台。

 

どういうことだってばよ。

なので、現状、この後10日前後に訪れる毎月の引き落とし10万円程度に

耐えられない。ちなみにこのような引き落としに苦慮する状況は今年になって

3、4回目くらいでしょうか。

 

何でこうなったのか。

理由は単純です。

 

私が行き過ぎた現金ごみ説信者だから。(自覚あります!

 

現金持ってたらだいぶ損な気がする!

借金持ってたらだいぶ得な気がする!!  ※1

 

なので、ちょっとふるさと納税したり、出張費の建て替えとか、

今月に至っては不動産投資で保有物件の排水管交換費用の出費とか、

まとまったお金が口座から引き落とされると、すっからかん。

 

次の給料タイミングまでの引き落としには

カードローンで対処するしかなくなるのである。

 

良くないのは分かっておる!

分かっておるが、金利分はFXレバレッジかけてスワップでまかなう!

本気で取り組めば絶対に勝てるはず!

とか、そんな戦略を取りたくなる病気にかかっているのだ!

それほど円はオワコンだという大前提に取り憑かれているのだ!

 


現状からの打開策

というわけで、現金が無さすぎて

金はあるのに金のことをずっと気にするという

ライフオブクオリティ下がっている現状を打破すべく、

しばらく現金確保に努めます。

 

具体的には毎月10万円分確保。

投信積立中止:58,000円/月→0円/月 (※2)

ドル転中止:30,000円/月→ 0円/月 (※3)

節約 生活費削減12,000円/月

――――――――――――――――――

合計100,000円


これで現金余力を作り急な出費に対応、

新たなカードローン追加をなくし、残債を減らすことに注力。

金利をまかなうスワップ戦略でそう無茶なポジションを

取る必要を無くしていくことにします。


現金余力ができると、財布のひもが緩むことが容易に想像できるので、

そのあたりのバランスは気を付けたいところ。

 

※1
カードローンすることが得になると思われるケース

スワップ戦略

例)カードローン年利12%で100万円を借りても、ドル円を

約2.2lot(実質レバ3.3倍)保有すれば理論上はトントン。

(スワップ1lot150円とする)

ただし為替変動リスクは高い。

なので、10万円借りたら、ドル円0.3ロットほど追加したらいいじゃない!

そんな感じなのだ。

ただし、あくまで机上論で現実は金利分稼げていない。

でも、私でなければいけるはずの理論だとは信じてやまない。

 

※2

投信積立中止:58,000円/月→0円

カードローン返済を優先した方が良いとは常々思っていた。

 

※3

ドル転中止:30,000円/月→ 0円/月

4,5年前から円がゴミクズ説の一環で始めた設定。

どうせやるならレバかけてFX口座でやったらいいじゃんとは常々思っていた。

現金余力復活したら、FX口座に資金を追加していく予定。

 

 

7,000万円到達。直近5ヶ月で1,500万円増加。

 

70,072,138円。

 

7,000万円に到達しました。

2024/6/29に6,000万円到達してから1年3ヶ月で到達。

 

今年は極端で年初から4か月間マイナスが続き800万円ほど減少、

そこからV字回復で直近5ヶ月で1,500万円増加という状況です。


7,000万円はどういう金額なのか。

毎月23万円ずつ下ろしても25年間なくならない額であり、

4%の運用利回りで運用しつつ毎月20万円使えば一生無くならない額です。

(トリニティスタディルール)

 

 

しかし。

 


前回のブログ記事でも触れた通り、今後のインフレを考慮すると、

20年後には今の半分くらいの価値にしかならない可能性もあり、

あまりにも心もとなさ過ぎる。

インフレ率に合わせて取り崩し額を増やしていく前提とする場合、

初年度15万円程度からのスタート。

そう考えると、とても労働という重力から抜け出せる金額ではない。

 

<参考>前回記事

super-hatarakiman.hatenablog.com

 


ちなみに6,000万円到達した際、私はこう言っています。

 

経済的自由の定義は私の中で

①お金のために働かなくて良い

②欲しいもの、ことにお金を使える

で、①は今でもうクリアなのだと思います。

②は1億円くらいかと想像。(欲求は無限大なので確実性はない)

 

①は今でもうクリアなのだと思います。(きりっ


↑全然分かってねーこの若造が!!って感じでした。申し訳ありませんでした。

 

<参考>6,000万円到達時の記事

super-hatarakiman.hatenablog.com

 


また、5,000万円の時の所感としてこう残しています。

 

「もはや株価が上がって含み益を見ても、資産が増えているという実感がなくなってきました。」

という別ブログのコメントに対して

油断して生活レベルをちょっと上げたら、インフレに置いていかれたりしない?的な。投資はもはや儲けると言うより資産防衛だと言われますが、よく分かります。

 

と。

 

<参考>5,000万円到達時の記事

super-hatarakiman.hatenablog.com

 


実際、インフレの激やばさを感じたSNS投稿を共有します。

 

私も同じようなこと思っていただけに戦々恐々としました。

 


金ベースの推移はさすがに極端な例として見えないふりするとして、

消費者物価指数で割った推移と比較すると、

明らかこの数年で乖離が大きくなってきています。

資産が数字ほど増えている気がしない、

と感覚として感じていたものが、数字で表されてきて

より、全然お金持ちではないという実感が増しています。

 

 

ただ!


それでもやはり7,000万円はなかなかの金額であることは

間違いないと思うので、これが武器であることを

改めてよく意識して、どう活用するかを考えます。

 

私にとって幸せとは、人生における選択肢の多寡です。

将来の自由度を飛躍的に高めるためにお金をどのように活用すべきか。

7,000万円は「時間」「選択肢」「安心」を買う力に変えていきたい。

 

守る:インフレ・為替に負けない基盤

 →ドルや金投資で購買力を守る

増やす:自動でキャッシュフローを生む仕組み

 →インデックス投資・配当・不動産で資産を働かせる

使う:後から買えない体験と学び

 →これが一番考えないといけない課題。

  つい、思考停止でお金を貯めることに逃げがち。

 

この3つをバランスよく設計することで、

お金を人生を豊かにするために最大限活用したいものです。


今日はこんなところで筆を置きたいと思います。(ぱたむ


<その他関連記事>

4,000万円到達時

super-hatarakiman.hatenablog.com

 

3,000万円到達時

super-hatarakiman.hatenablog.com

 

2,000万円到達時

super-hatarakiman.hatenablog.com

 

1,000万円到達時

記録なし

 


<記念スクショ>

 

 

 



金融資産6,900万円。でもFIREできるわけない。

資産6,900万円。もう働かなくても生きていける?

 

画像をご覧ください。

過去10年間の金融資産推移です。

 

6,900万円。

 

直近のNYダウやS&P500最高値更新で急上昇しました。

多くの人が「それだけあればもう働かなくていいのでは?」と感じるかもしれません。

私もあわよくばと常日頃思っています。

 

しかし、できない!(結論。以上!)

 

 

確かに「トリニティスタディ(Trinity Study)」によれば、

年利4%で運用しながら、月に23万円を取り崩していけば、

資産が25年以上なくなるリスクは極めて低いとされています。

つまり、「月23万円」で暮らしていくならばFIRE(早期リタイア)可能な水準です。

 


インフレはこの理論を脅かす

ただし、忘れてはならないのがみんな大好きインフレの存在です。

例えば、日本の2024年~2025年のCPI上昇率(消費者物価指数)は、年2.5~3.0%前後。

この水準が今後も続くと仮定すると、今の「23万円」の価値は次のように目減りします。

10年後:18万円の価値

20年後:14万円の価値

 

つまり、「今と同じ暮らし」を続けるには、取り崩す金額も

年々増やさないといけないのです。

 


インフレ率ごとのシミュレーション

ここで以下の前提で、インフレ率ごとに毎月の取り崩し額を年率分だけ

増やしていった場合の資産シミュレーションを行いました。

 

初期資産:6,900万円

年利:4%で運用

毎年、インフレ率に応じて取り崩し額も増加

 

インフレ率1%→ 資産は30年持ちます。

インフレ率2%→ 25年で資産が尽きます。

インフレ率3%→ 20年で資産が尽きます。

インフレ率1% インフレ率2% インフレ率3%
取り崩し額(年) 年末資産残高 取り崩し額(年) 年末資産残高 取り崩し額(年) 年末資産残高
1 2,787,600 68,289,505 2,815,200 67,592,941 2,842,800 66,909,903
2 2,815,476 67,530,306 2,871,504 66,103,093 2,928,084 64,716,714
3 2,843,631 66,720,681 2,928,934 64,527,728 3,015,927 62,416,947
4 2,872,067 65,858,852 2,987,513 62,864,044 3,106,404 60,007,010
5 2,900,788 64,942,989 3,047,263 61,109,159 3,199,596 57,483,199
6 2,929,796 63,971,201 3,108,208 59,260,115 3,295,584 54,841,691
7 2,959,094 62,941,540 3,170,372 57,313,870 3,394,452 52,078,551
8 2,988,685 61,851,997 3,233,780 55,267,299 3,496,285 49,189,716
9 3,018,571 60,700,501 3,298,455 53,117,191 3,601,174 46,171,000
10 3,048,757 59,484,914 3,364,425 50,860,249 3,709,209 43,018,089
11 3,079,245 58,203,036 3,431,713 48,493,084 3,820,485 39,726,531
12 3,110,037 56,852,594 3,500,347 46,012,216 3,935,100 36,291,740
13 3,141,137 55,431,248 3,570,354 43,414,069 4,053,153 32,708,987
14 3,172,549 53,936,583 3,641,761 40,694,971 4,174,748 28,973,397
15 3,204,274 52,366,111 3,714,597 37,851,150 4,299,990 25,079,944
16 3,236,317 50,717,266 3,788,889 34,878,733 4,428,990 21,023,449
17 3,268,680 48,987,402 3,864,666 31,773,741 4,561,859 16,798,570
18 3,301,367 47,173,794 3,941,960 28,532,089 4,698,715 12,399,803
19 3,334,381 45,273,628 4,020,799 25,149,583 4,839,677 7,821,475
20 3,367,725 43,284,009 4,101,215 21,621,913 4,984,867 3,057,735
21 3,401,402 41,201,948 4,183,239 17,944,657 5,134,413 -1,897,446
22 3,435,416 39,024,366 4,266,904 14,113,274 5,288,445 -7,050,281
23 3,469,770 36,748,090 4,352,242 10,123,101 5,447,099 -12,407,175
24 3,504,468 34,369,848 4,439,287 5,969,351 5,610,512 -17,974,732
25 3,539,512 31,886,267 4,528,073 1,647,110 5,778,827 -23,759,756
26 3,574,907 29,293,871 4,618,634 -2,848,666 5,952,192 -29,769,260
27 3,610,657 26,589,079 4,711,007 -7,523,156 6,130,758 -36,010,474
28 3,646,763 23,768,197 4,805,227 -12,381,676 6,314,680 -42,490,848
29 3,683,231 20,827,420 4,901,331 -17,429,680 6,504,121 -49,218,061
30 3,720,063 17,762,825 4,999,358 -22,672,770 6,699,244 -56,200,027

 

 

枯渇を防ぐには「初期の取り崩し額」を抑えるしかない

 

そこで、「資産を30年間枯渇させない」ためのインフレ対応型の取り崩し額を逆算しました。

インフレ率 毎月の取り崩し開始額 毎年インフレ率分だけ増加
2% 19万円 年2%増
3% 14万円 年3%増

これが、取り崩しながら30年間生き延びるための限界ラインです。

 


結論:インフレが「FIRE」を遠ざける

どれだけ資産を積み上げても、インフレを考慮しないと

「気づけば足りなくなっていた」

という未来が待っています。

トリニティスタディの「月23万円」という基準も、インフレが続けば

「机上の空論」になりかねない。

 

だから私は思います。

6,900万円は決して金持ちではないし、

働き続けるしかないという意味では、

誰とも何ら変わりはない。


FIREしている人、すごい!

インフレは穏やかな革命への大チャンス

0.本記事の要約

10秒で読む本記事。

1.    通貨の価値は歴史的に必ず下がり、買う力は失われ続ける。

2.    労働だけではインフレに勝てず、投資はもはや必須の防衛手段。

3.    高齢者優遇制度により、現役世代は搾取されている。

4.    インフレは既得権を静かに是正する“穏やかな革命”となりうる。

5.    個人は通貨・制度・働き方の分散で自衛すべきである。

以上です。

 

 

以下、詳細。

 

1.買う力が失われることは避けられない。

THE CHANGING WORLD ORDER

レイダリオはこう言っています。
・1700年以降に存在した750の通貨で残っているのはわずか20%。
 それもすべて切り下げられている
・1850年、ドルポンドスイスフランはあった当時最も重要だった通貨は死滅
 両、小判
・通貨は永遠に存在し保有するのに最も安全な資産と考えがちだが、
 それは真実ではない。すべての通貨は下がるか、消滅する。
・債務負担を軽減させる、あるいは無くしてしまうにはもっとも手っ取り早いから。
・貨幣増発はもっとも手軽で、世間から理解されない、大掛かりな債務再編の方法だ。
 裕福になったように見えるから。
・国家の衰退期の特徴 国家は貨幣増発を選ぶ→インフレ率の上昇を招く
・左派、右派の過激派が登場する、左派は再分配を求め、右派は富の保持に傾く
 
つまり、通貨の価値は歴史上例外なく低減するということです。
 

ドル、日本円の状況

米ドル(アメリカ)
過去の平均インフレ率は、「過去25年の平均インフレ率はおよそ2.5%」
日本円(日本)
平均インフレ率は、1960~2024年ベースでおよそ3.0%/年
 
これをもとに、今後10年、30年、50年を推測すると以下のようになります。
 
米ドル:1ドルの購買力
・10年後:$0.78
・20年後:$0.61
・50年後:$0.29
 
日本円:1億円の購買力
・10年後:約7,440万円
・20年後:約5,540万円
・50年後:約2,180万円
 
私たちの買う力は、確実に失われています。
 
 

2.もはや必須な投資活動とその阻害要因

投資はもはや義務レベル。

数年前だったか、「投資は貯金」とポストしたアカウントがリスク厨に
叩かれていたことがありましたが、正しいです。
貯金も投資先の一つであることを理解して、かつ、負けることが確定している投資と
認識することが大切です。
 
今の富を維持するだけで運用利回り年3%はインフレに抗う上でもはや最低ライン。
3%未満は生きていく上での手数料とも思えるこの過去実績や今後の予測からすると、
投資しないなんてむしろ狂気の沙汰と感じます。
 
2025年8月、日経平均株価は過去最高に達しましたが、それを受けた
街頭インタビューで、ある意味いつも通り、
「まったく実感がないですね」
「国民への恩恵がない状況です」
とか何とか、それで国民の共感を得ようとしているのか、
それとも、そういう人をみんなで笑いましょう、というメッセージなのか。
 
マジレスしてしまいますが、実感無いのは投資していないから。
何も行動しなければ何も得るものはありません、
当たり前のことを何を言ってるんですか?と。
投資は資本主義社会で生きていくうえで常識であることを義務教育で
学びたいところです。
 
おそらく、そういう人が、
年金が少ない(ぎゃおおおおん、だの
医療費自己負担3割になったら困る、殺す気か!(ぎゃおおおん、だの
現役や将来世代を奴隷のように扱う言動するようになるのでしょう。
今これを書いていてつながりました。
 
なんだ、単純に、そして、圧倒的に準備不足なだけじゃないですか。
 

投資が必要なインフレ以外の理由。

投資の必要性を訴えたところで、インフレ以外にもう一つ
日本特有の投資をしないといけない理由、同時に投資において重要な要素である
入金力を削ぐポイントを書いておきます。
 
それは超高齢化社会による現役世代への税金負荷のさらなる上昇です。
 
実際にインフレで何もしないでも通貨の価値が下がる一方、
それを追い打ちするかのようにサラリーマンの手取りはこの20年間で10%減少。
 

20年間で587万円→536万円 -9%
 
インフレの流れで手取り給料も少しは増えていいんじゃないですか?
とごくごく普通の人であれば思うでしょう。
逆です。意味不明。
社会保険料や介護保険料の増額といった、あり得ない額の老人への仕送り?上納金?
で手取りはむしろ減りました。
 

国防費の4倍って老人は国より大事なのか?
国があっての国民じゃないのか?
(内訳)年金関係費;約11~12兆円、医療関係費(約12~13兆円)
 

 
んで、これを維持するために国民負担率50%。



現役世代が減って老人が増える中、今の社会保障を維持しようとするのだから
当たり前と言えば当たり前かもしれない。
インフレ年間3%に追い付くためには、毎年の給料が6%上がらないといけないことに。
奇跡的に6%上がってようやくトントン。
 
労働のみでインフレに追い付くことはほぼ不可能。
大半の労働者はインフレ負けして、貧しくなる一方。
 
言わば、現役世代は搾取されている。
 
金はもちろん、その金を稼ぐためにかけた時間も同時に搾取されています。
そんな状況も相まって、投資はもはや必須です。
金儲けというより、投資して初めて現状維持ができます。
 
 

3.投資して生きていく時に阻む課題と対策

搾取される現役世代

投資は入金力が大切です。
100万円があれば1%のリスクで1万円手に入れられますが、
1万円しかない時に同じ1万円を得ようとすると100%の利回り、
ギャンブルをしないといけなくなります。
 
そうした大切な入金力を少しでも大きくして投資に回していかないと
生きていけない中、それを阻むのが現状の高齢者優遇制度。

 

老人は全体に見ると、各世代と比較し金を持っているのにも関わらず、
もはや搾取と言って良いレベルで現役から金を取ります。
 
①社会保障の負担が重すぎる
・年金:現役が納める保険料 → 高齢者へ支給
・医療:75歳以上の医療費の自己負担1割 → 現役が財源補填
・介護:介護保険料の負担増
現役世代は「支払う側」中心、高齢世代は「受け取る側」中心という構造。
 
②年金制度が破綻しないが不公平
・高齢世代:少ない負担 → 高い給付
・現役世代:多くの負担 → 給付は減少(開始年齢も遅く)

 
③政策・選挙が高齢者寄り
・日本の有権者の約半分が50歳以上(2024年時点)
・高齢者優遇の政策(医療・年金・補助金)が通りやすい
 
人口構造が「票田の歪み」を生み、不公平な分配が起きやすい

 

(余談)老人の言い訳

この状況に対して、あるある言い訳パターンが3つあります。
パターン①
個人のせいではなく制度設計の問題
→その制度を作った政党に投票してきた国民にも原因はないのでしょうか?
結局、自分が手に入れられるお金が減るのが嫌だから、人口減少を無視した
現状の制度設計に触れようとしてこなかったのは人口の多くを占める
老人なのではないでしょうか?
自分が良ければ良いとして、問題に関心を持ってこなかった罪。
パターン②
社会を支えてきた/我々も払ってきた
→人として社会で生きていく以上、社会を支えるのは義務で当たり前です。
それを言うと現役世代も今、未来を支えています。
自分が現役の頃に社会を支えた/払ってきたからと言って、現役世代に過度の負担を
かけることをよしとすることは恥ずかしくないですか?
そもそも、今の減益と比較して、全然払っていないし。
未来世代から過剰なリターンを得ているのが今の老人です。
パターン③
お前も老人になる
一番ひどい。ほんと自分しか見えていない。計画性もない。
老人になることが分かっているからお金準備します。
老人になることが分かっているから将来世代の負担を無視する
恥ずかしくて敬う要素0な老害になりたくない。
 
 

老人優遇打破して働く者ファーストにするために何を求めるか。

制度改革のキーワードは
・世代間公正
・持続可能性
・透明性
として、これらをベースに、
・「世代ごとの損得」ではなく、
・「将来世代を含めた社会全体にとっての最適解」
を目指す必要があると考えます。
 
具体的には、
・年金の賦課方式中止。「現役世代 → 高齢世代」へ直接仕送りする仕組み
・高所得高齢者の自己負担引き上げ(1→3割)
・高齢者控除の見直し(遺族年金・老年者控除の縮小)
など
 
しかし。
 
分かりやすい形で痛みを伴う対策は我々には実現できないでしょう。
私たちには本来の正しい民主主義で方針を決めることはもはや無理と思うからです。
 
民主主義は、「責任なき多数」が未来を壊す可能性があり、
今の日本において、将来に責任を持たない圧倒的多数の老人が票の多くを握っているからです。
 

(余談)本来の正しい民主主義

・民主主義の前提は国民が成熟した判断をすることができることです。(国家の品格より)
・「民主主義は制度ではなく、文化である」(by サミュエル・ハンチントン)
 
・バカの問題は、自分がバカであることに気づいていないことだ。何故ならバカだから
・集合知を実現するときは一定以上の能力を持つもの同士で話し合うこと。
 それが無理な場合は優秀なものの判断に任せること。
・集団で優れた意思決定をするための条件
・人種、民族、国籍、宗教、性別、性的指向などが異なるメンバーを集める多様性と、
 その全員が一定以上の能力を持っていること
・無知な投票者が減れば、それだけ民主的な決定に近づく。
・賢い人ほど物事を多面的に見て、他人の考えや事実が正しい可能性も探る。
 必然的に馬鹿に寄り添うことになる。
(バカと無知 橘玲)
 
つまり、民主主義は みんなが正しい判断をすることを前提にしているが、
・多くの人が事実や数字を理解せず、
・短期的利益で判断し、
・声の大きいポピュリズムに流される
 
こうした現実では、制度の形だけが残って中身が機能不全に陥ります。
 
結果として、「責任なき多数」が未来を壊す可能性があります。
 
 

真に期待すること。老人世代から静かに取り返すインフレ。

そこでインフレです。
インフレは唯一、痛みなく制度を是正できる現実的な手段と考えます。
これは合理的で現実的な提案ではないでしょうか。
 
インフレの効用①:既得権を見えない形で目減りさせる
・年金の実質価値が下がる(インフレが4%でも給付が2%増なら差し引きで減額)
・過去に蓄えた預貯金の価値も下がる
・高齢者に偏った「現金給付中心の制度」が実質的に縮小する
→可視化されにくく、政治的反発が小さい
インフレの効用②:現役世代・企業活動が有利に
・給料は徐々に上がる(名目ベース)
・借金(ローン・政府債務)の実質負担が軽くなる
・働いている人が相対的に「通貨価値減の影響を回避しやすい」
→働く人・リスクを取る人が報われる構造に近づく
 
インフレの効用③:制度改革を時間で解決できる
・年金改革など、法的にできなくても実質改革が可能
・社会保険料も、名目維持・実質減額という「ソフトランディング」ができる
・世代間の「明確な対立構造」が表面化せずに緩やかに是正される
 
このようなインフレは民主主義が抱える制度的ジレンマを突破する穏やかな革命になりえます。
サイレント増税が得意な国はもっと真剣にこれを進めるのが良いと思います。
痛みを可視化せずに、制度のバランスを変える唯一の現実解。
 
・高齢者の既得権を減らし
・若者・働く世代の相対価値を上げる
・借金の価値を目減りさせる
・財政再建の隠れた手段にもなる
 

4.インフレを一気に加速させるために、みんな大好き消費税減税!

もういっそのこと、国債発行してインフレ進めてしまう方がいいのではないか。
 
減税して減った税収は国債で賄えばいいじゃないという意見もあるようですが、いやいや普通に考えてもしそれが正しければどの国もそうするでしょう。使いたいだけ使えてしまう、お金がお金の意味をなさなくなることはほんの少し先を考えてみれば
小学生でもわかりそうなものです。
 
でもここは、その意見に乗っかってしまうのがむしろ好都合なのでは?と思ったりもします。
 

前提:国の支出は変えず、歳入(消費税)だけ減らす

つまり…
・歳出:変わらず(社会保障、防衛費、地方交付金など)
・歳入:減る(消費税減税 → 税収減)
結果 → 財政赤字が拡大する
 

インフレへの経路:主に2つのルート

1. 財政赤字 → 国債発行 → マネー供給増 → インフレ圧力
・消費税収(約22兆円)を減らしても支出を変えなければ、
→ その差額を国債で補うことになる
・国債を日銀が直接 or 間接的に引き受け続ければ
→ マネーが市場に供給され、通貨の実質価値が低下
→ インフレが進む可能性
 
特に「信認低下」や「円安」が起きると、輸入物価の上昇を通じて加速
 

補足:民主主義の弱点が露呈するポイント

・支出を減らす(痛みを伴う改革)には反対が集まりやすい
・減税・給付は支持されやすい
・よって「耳あたりのいい主張に票が集まり、国家が衰退する」構造になりやすい
 
これはまさに腐った民主主義による「ポピュリズムによる財政崩壊の始まり」。
ただ、それくらいしないともはや合理的な手法を今の民主主義では取れないし、強行策を取らない限り、今の老人優遇、現役の搾取制度は変わらないと思います。
 
 

5.「ポピュリズムによる財政崩壊の始まり」にどう抗うか。

改革するなら、穏やかであろうが痛みを伴うのは覚悟するしかありません。
なので、代替財源なし、支出削減なしの消費税減税を進めて一気にインフレを
加速させることもやむなしです。
 
その代わり、何かしら個人でできる対策は立てておきたいものです。
これが、現代日本を生き抜く最強の戦略かと。
 

個人でできる対策

「財政破綻 → 円安・高インフレ・年金制度の機能不全」が現実化した場合に備え、
3層構造で対策をまとめます。
 
第1層:通貨・資産の価値を守る(=通貨の崩壊対策)
分類 対策内容
・通貨分散 円だけに依存しない → 米ドル、ユーロ、金、BTC等の資産への変換
・資産分散 株式(S&P500)、外貨建てMMF、金(コモディティ)、
 インフレ連動債などを保有
・実物保有 不動産(住宅用 or 小規模投資)、資源関連株などのインフレ連動性が
 高い資産
円の信用が失われるとき、「円建て資産」は一斉に価値を失う
 
第2層:制度崩壊・増税リスクへの備え(=国家に搾取されない)
分類 対策内容
・課税回避 iDeCo/NISA(特に成長投資枠)を使い、合法的に税負担を下げる
・資産の国外分散 外国証券口座、海外ETF(VT、VTI、GLD)等を通じた国境を
 超えた資産保護
・将来増税対策 不動産や法人を通じた「所得分散/繰延べ」「相続税・贈与税対策」
 も長期的には検討の余地
「財政悪化 → 増税 → 資産没収」という歴史的シナリオ(例:戦時国債の無価値化)に備える
 
第3層:働く力と逃げる力をつける(=自己決定できる自由の確保)
分類 対策内容
・スキル強化 AI時代に通用するIT・金融・英語・戦略的思考などのスキルアップ
・地域・国の選択肢 「国内に限らずどこでも暮らせる」=地理的・制度的な自由を
 持つ
・所属からの自立 会社や国に依存しない「複数の収入源」or「個人で稼げる力」
 を持つ(副業・自営業・投資収益)
 
逃げる力 ≒ 主体的に制度から外れる自由を得ること
 

私はどうするか

・(継続)円をドルに換える
・(継続)S&P500購入
・(継続)区分マンション2室維持
   →追加もローンが組めるようになり次第検討
・(継続)カードローンすら有効活用
・(新規)金も現物購入
 
あまり今とやることは変わらなさそうですが、
より円の価値がなくなることを意識して、借金、実物資産を意識していこうと
考えています。
 
 
 
ここまで読んでいただいた方の次の行動に少しでも参考になれば嬉しいです。
 

借金1億円でカードローン借り換え検討着手。

1.はじめに

金融資産は65,290,845円になりました。

年初来円ベースで2.5%、ドルベースで8.9%上昇です。

私の金融資産は、ドル建て資産が多いため、ドル円為替相場に大きく左右されます。

 

今回の記事では、私の資産状況を貸借対照表の推移をもとに

AI(ChatGPT)に評価してもらい、次にとるべき行動を考えたものです。

 

 

2.貸借対照表の推移と評価

(1)貸借対照表の推移

2024/4/6

総資産:145,345,409円

純資産:29,331,501円

2024/12/31

総資産:154,853,616円

純資産:41,348,647円

2025/7/25

総資産:156,088,054円

純資産:44,842,533円

(2)ChatGPTによる評価

① 総資産の推移

1年3ヶ月で +10,742,645円(+7.4%)増加。

特に2024年4月~12月で大きく増加しており、2025年はやや鈍化。

→ これはマーケットの影響(S&P500や為替の横ばい)や新規投資の落ち着きが背景に

あると推測されます。

②純資産の推移

+15,511,032円(+52.9%)増加。非常に順調です。

増加率は総資産より高く、レバレッジ圧縮・自己資本の拡充が進んでいることを

示します。

③負債の減少

約500万円減(-4.1%)→ 計画的な返済または借入控えの成果と見られます。

④純資産比率の改善

20.2% → 28.7% に上昇(+8.5pt)

財務健全性が明らかに改善しており、金融機関・投資家視点でも好材料です。

 

総合評価:非常に良好な財務健全化の進行
評価軸 状況 評価
資産増加 安定して増加。2025年はやや鈍化 ◯~◎
純資産増加 右肩上がりに増加。負債を圧縮しながら純資産増
負債管理 明確に減少傾向
財務体質 純資産比率が大幅改善。30%が目前

 

(3)ChatGPTによる今後のアドバイス

①純資産比率30%突破を次のマイルストーンに

早ければ2025年末にも到達可能

②追加投資の原資確保(繰上返済 or 投資判断)

リスク許容度に応じて、負債返済を優先するか、再投資を検討

③為替・インフレシナリオに備えた資産構成の再点検

すでに現金比率は低く健全なので、「資産の質」強化が次の焦点

 

(4)アドバイスに対する私の意見

純資産率が順調に上がっている中、負債返済を優先する必要はないと考える。

むしろ、追加で借り入れをし、総資産拡大を行う方が良いのではないか。

次より、負債を分解し、詳細な対策を考えたい。

 

 

3.借金、返すべき?再投資すべき?

(1)借入構成の整理

借入種別 金額(円) 金利(年率) 用途 備考
住宅ローン 8,000万円 0.80% 自宅 低金利・長期固定向き
不動産投資ローン 2,500万円 2.50% 区分マンション 中金利・事業性あり
カードローン 250万円 11.00% 急な出費 超高金利・消費債務
合計 1億750万円      

 

本当に返済を優先すべきなのか。

 

(2)ChatGPTによる最適なアクションプラン提案

ステップ 優先アクション 理由
カードローンを即返済(250万円) 年11% → 確実に資産を減らす要因
不動産投資ローンは要検討(部分返済) 投資リターン vs 金利2.5%で慎重に判断
住宅ローンは繰上返済せず再投資継続 金利0.8%でレバレッジ有利・インフレ耐性あり

 

以下のように金利の高い順から返済優先度を設定するのが合理的です。

 

優先度①:カードローン(11%) → 即時返済

年11%は明確に投資リターンを超えるリスク資金。

投資利回りと比較するまでもなく、無リスクで11%のリターンを得られると同義。

資産形成を加速させたいなら、最優先で返済。

 

優先度②:不動産投資ローン(2.5%) → 条件次第

期待リターンが年5~7%であれば、レバレッジが効いている間は再投資が有利。

ただし以下の場合は部分返済も検討:

・キャッシュフローが赤字(CFが耐えきれない)

・空室リスク増(家賃下落や築年数劣化)

・返済比率(DSCR)が悪化している

 ※返済比率(DSCR:Debt Service Coverage Ratio)=収入に対して返済額が

  どれくらい占めるかを示す指標

再投資のほうがやや有利だが、リスク管理の観点からバランスを取るのがベスト。

 

優先度③:住宅ローン(0.8%) → 返済優先度は低い

金利が極端に低いため、繰上返済は「安心感のため」以外のメリットは少ない。

むしろインフレ時には実質的に借金が目減りする。

再投資したほうが合理的。

 

(3)私の反論とそれに対するChatGPTの評価

①私の反論

カードローン11%は高金利ですが、FXドル円でレバレッジ効かせてスワップ収入により

それを上回る利回りを上げる戦略もあると考えます。

実際、1年以上それによりカードローンの金利支払いを上回るスワップ収入を

得ています。これに対するリスク、リターンについてどう評価しますか?

 

②総合評価(戦略としてどうか)
評価軸 評価
短期収益性 ◎ 高スワップ環境では成功可能性大
中長期持続性 △ 政策変更で崩れる可能性高
安全性 ×(借金×為替×レバレッジの三重リスク)
戦略的適合性 △ 「仕組みを理解し実行できる人」に限定される

③リスク評価(特に重要)

・為替変動リスク(最大のリスク)

スワップ収入で金利差を得ていても、為替が逆方向(円高)に動けば一撃で損失

例:ドル円が1年で10円下落(155円 → 145円)で50万円/万ドルの評価損

スワップでは到底カバーできない

 

・レバレッジリスク

高スワップ=高レバレッジをかけたくなるが、相場急変時に強制ロスカットの恐れ

「評価損が膨らむ → 追証 → 損失確定」のリスクが常にある

 

・スワップ収入の不確実性

スワップは為替会社の内部調整に依存しており、ある日突然減額・逆転(金利負担)

することもある

中東情勢、米金融政策、日本のマイナス金利解除などの影響大

 

・借金による元手のリスク

カードローン=即時返済を求められる可能性あり

緊急出費時に流動性が枯渇し、返済不能・信用低下リスクがある

 

 

4.まとめ

(1)ここまでの評価を受けての今後の戦略

戦略として、金利の低いカードローンを探します。

(2)あなたの現在の状況(整理)

現在のカードローン残高:約250万円

金利:年11%

利払い:年利換算で 約27.5万円

資産運用:FXドル円ロングでスワップ収入 > 利払いを実現中

(3)金利引き下げ戦略の意義

・利払いが減る=実質リターンが増える

金利 年利払い(250万円に対して)
11% 約275,000円
5% 約125,000円
3% 約75,000円

→ 金利5%に引き下げるだけで、年間15万円の固定コスト削減

→ スワップ戦略との併用で、実質利回りがより安全に実現可能

 

 

以上。

 

 

ChatGPTと壁打ちすることで、次のアクションが明確化できました。

より良いカードローンを探す旅に出ます。

いざ、財政健全化へ。

 

投資歴10年、金を買うべきかどうか考えてみた。

結論

 
結論を先に書きます。
 
金を考慮して今後の投資はこうします。
 
・給料で得た円はドルにする。 (現状通り)
・ドルでS&P500を買いまくる。 (現状通り)
・金も300万円分くらい目標で実物を少量に分けて買う。 (追加ポイント)
 (300万円は私の生活費1年間分。真の生活防衛費は金で持つ。)

 
以降、上記結論に至った経緯です。
この記事を書いた背景も文末に記載。
 
 

詳細① 儲けたいだけならS&PのみでOK、なので投資継続。

 
単純に儲かるのはどれ?という観点で見た場合
現金より金、金より株(ここではS&P500)を優先して資金を回すべきです。
 
金、円、ドル、S&P500各資産のパフォーマンス(円建て)を
直近10年、30年、50年で調べました。
 
以下表の通りとなります。
 
期間 ドル S&P500
10年 × ◎ (2.5倍) ★ (3.5倍)
30年 × ◎ (6倍) ★ (15倍)
50年 × ◎ (30倍) ★ (100倍)
 
(補足1)なぜ円やドルなどの通貨より金を保有すべきか?
通貨は長期的に見れば価値が下がる宿命にあります。
なぜなら、各国の中央銀行が経済政策のために貨幣供給量を増やし続けるため、
インフレによって通貨の購買力が下がるからです。
一方で、金は供給量が限られているため、長期的に価値が維持されやすい特性が
あります。
つまり、現金を長期間持ち続けるのはリスクであり、金の方が「価値の保存手段」
として優れています。
 
(補足2)なぜ金よりS&P500を保有すべきか?
金は「価値を維持する」資産ですが、S&P500は「価値を成長させる」資産です。
これは、企業が利益を生み出し、技術革新や市場拡大を通じて価値を増やしていく
ためです。
特に、S&P500は世界中のトップ企業の集合体であり、長期的に成長し続ける可能性
が高いため、単なる価値の保存ではなく、資産の増加を狙うならS&P500が有利です。
 
 
 
私は思いました。
 
設けるならS&P500一択だと思うのに、なんで金を買うとかどうかの話が出てくるのか。
 
それは金とS&P500、それぞれ目的が異なっているかたと解釈。
 
①金は価値の保存に特化
②株は保存と成長に両振り
 
 

詳細② 来たる「その時」のために金で価値保存しておくことが理想。

上述の通り、金は価値を保存するという株にはない性質がある。
その性質が活きる時はどんな時なのか。
価値保存に特化しておいて良かったと思える社会とはいったい。
 

S&P500より金が有利となる社会は?

結論:
S&P500より金が有利な状況は、経済危機・戦争・ハイパーインフレといった
非常時です。
 
①極端なインフレ(ハイパーインフレ):通貨価値が暴落し、金が実質的な通貨となる。
②金融システム崩壊:株式市場が機能せず、信用不安が発生。
③戦争・政治的混乱:企業活動が停止し、株価が無価値化。
④ディストピア的未来:AI・ロボットにより企業の利益構造が変化し、株式市場が停滞。
 
 

金を保有すべき状況に対する対策

金を有効活用できる社会はヒャッハーな世界と理解。
そんな時に金が有用だとして、具体的にどうするのが良いのか。
大量の金を保有できればもちろん良いのだけど、
あまりにも極端なリスクに対して、今の時点からそんな大金ぶっ込めないよ、と。
地震対策グッズもろくに準備できていないのに。
かと言って、中途半端に金を持っててもそんな世界を生き抜いてはいけない気がします。
 
金が有利になった世界、つまり経済危機・信用不安・戦争・法定通貨の急激な
価値下落が起こるような状況において、どれくらいの金を保有すればリスク対策
になるかは、以下の要因によります。
 

金を保有する目的別に考える

パターン1 生活防衛資産としての金
・目安:総資産の5~10%
・これは「法定通貨が急落した場合に備えたヘッジ」として一般的な水準。
・現金の購買力が大きく落ちても、金の上昇で補填できる可能性がある。
 
パターン2 ハイパーインフレ・金融崩壊に備える
・目安:総資産の20~30%
・貨幣が信用を失い、実物資産(食料・エネルギー・金など)が中心になる世界では、
 金の比率を高める必要がある。
・しかし、金だけでは生活が難しく、交換可能な資産(ドル・仮想通貨・土地など)
 とのバランスも重要。
 
パターン3 極端な社会崩壊(戦争・政府崩壊など)に備える
・目安:実生活に必要な3~5年分の金(換金できる状態で)
・例えば、戦時中の避難民の事例を見ても、金は「国外脱出時の持ち出し資産」
 として有効だった。
・しかし、金だけではなく食料・燃料・水・安全な土地へのアクセスが不可欠。
 

②具体的な保有量の計算例(日本円換算)

仮に「1年間の生活費=300万円」とする場合:
目的 金価格(1g10,000円)換算 必要量
資産保全(5~10%) 150万~300万円分 150g~300g
インフレ対策(20~30%) 600万~900万円分 600g~900g
社会崩壊対策(3~5年分) 900万~1,500万円分 900g~1.5kg
 

③どのような形で金を保有するか

金融崩壊や社会崩壊まで想定すると、金ETFよりも実物の金を保有する方が望ましい
と考えられます。理由を整理します。
 
〇金ETF vs. 実物金の比較
項目 金ETF 実物金
流動性 高い(市場で即売却可能) 中程度(換金には業者が必要)
管理リスク 証券会社・ファンドの信用に依存 自分の管理次第
手数料 低コスト(信託報酬あり) 購入・保管にコストがかかる
金融危機時の価値維持 信用リスクあり(取引停止の可能性) 直接交換可能(貨幣代わりになる)
社会崩壊時の実用性 証券市場が機能しなければ換金不可 直接価値を持つため有効
海外逃避時の持ち出し 不可(電子資産) 可能(小分けにして持ち運び)
 
〇金ETFのリスク
・発行者リスク(運営会社が破綻するとどうなるか不透明)
・市場リスク(市場が閉鎖・混乱すると売却不能)
・現物裏付けの不確実性(一部ETFは現物保有せず、価格連動のみ)
 
ETFは「平時の投資」としては合理的ですが、極端な事態を想定すると実物金が
望ましいと言えます。
なので、目的達成のためには実物で持つ必要があります。
 
 

④社会崩壊時に実物金が有利な理由

〇金融機関が機能しない可能性
・金融危機・通貨危機が深刻化すると、銀行閉鎖(ベイルイン)、証券市場の
 取引停止が起こりうる。
・2008年リーマンショック時や、ギリシャ危機(2015年)でも「銀行閉鎖」が発生。
・実物の金は、このような状況でも価値を維持し、直接の取引手段になり得る。
 
〇現物が直接取引できる
・歴史的に、社会崩壊時には金(特にコインや小分けのインゴット)が取引に
 使われた例が多い。
 例)戦時中の脱出資金としての金(第二次世界大戦・中東・アフガンなど)
 例)アルゼンチン経済危機(銀行封鎖中、実物金が直接価値を持つ)
 例えば、1gの金を持っていれば食料・燃料・移動手段と交換できる可能性がある。
 
〇海外逃避の際に有用
・ETFは電子資産のため、国外で現金化できない。
・一方、実物金(コインやバー)は国境を超えても価値が維持される。
・例)ベネズエラ・アルゼンチン・ウクライナ危機では、国外脱出者が金を使って
 現金化し生活資金に充てた。
 

⑤どんな形で実物金を保有すべきか?

おすすめの金の形態
パターン1 小分け可能な金貨・インゴット
・1g・5g・10gの小型インゴットや金貨(メイプルリーフ、クルーガーランド、ウィーン金貨など)が実用的。
・100gや1kgバーは換金しにくい。
パターン2 国内・海外の貸金庫
・自宅保管は盗難リスクがあるため、銀行貸金庫や海外保管サービスも選択肢。
パターン3 海外に分散保管
・スイス・シンガポール・香港などは金の保管に適した国として知られる。
 

結論

金を保有するなら実物を小分けに。
所持すべき量は自分が生活していくために必要なお金を考慮。
 
 
 
というわけで、改めて本記事を通して伝えたい私の考え。
 
・通貨は基本的にドルにする。 (現状通り)
・S&P500は継続して買いまくる。 (現状通り)
・だけど、金も300万円分くらい目標で実物を少量に分けて買う。 (追加ポイント)
 (これが真の生活防衛費)
 
 
以上です!
 
 
 
 

<補足>本記事投稿背景

 
『THE CHANGING WORLD ORDER』(レイダリオ)を読んだ。

【内容紹介】
米中交代のシグナルはどこを見れば分かるか。
過去の類似する時期を学べば、これから起きる事に対応できる。
世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエイツ創業者が、
世界秩序のサイクルを明かす。
 
 
私の中で『敗者のゲーム』、『ウォール街のランダムウォーカー』と並び、
何かしらの投資活動に勤しむ人は見ておくべきではと思う本だった。
過去500年以上の歴史をもとに、世界の情勢の移り変わりを
本質的な部分までそぎ落として、その上で今この状況で
自分がどう行動すべきかヒントになっていきそうな手ごたえを感じまくれる良本。
 
 
第二次世界大戦以降、約80年大きな戦争は起きていないが
この本の中では、500年以上の歴史をもとに、今後大きな戦争が
起こるであろう確率を示していた。
 
つまり、米中が武力衝突するタイミングがいつかということ。
 
35%前後らしい。
 
めちゃくちゃ高いと感じるのは私だけだろうか。
 
「1945年以降の明るい傾向を見て、それが将来に続くと考えてしまう。
そのような推測に乗るかどうかは、あなたが決めることだ。」
という記載もある。
 
確かに、過去の歴史からすると、これだけ大きな戦争がないのはたまたまな気もする。
(少なくとも自分が当事者になる戦争が無いと言う意味で)
 
戦争が起こると試算はどうなるのか。
 
戦争が起こると市場崩壊が起こり、通貨も株もなきものになる。
第二次世界大戦をはじめとするさまざまな戦争をもとに、
主要国の通貨や株の通貨、株への影響を説明されていた。
 
そんな時に有用となるのが、金らしい。
 
なるほど、金も一定量、保有しておくべきなのか。
でも、株の方が圧倒的に大きいリターン得られそうだけど???
それでも金の方が良いのかい?
どうなんだい?
 
前振りが長くなったが、本記事では、円、ドル、金、S&P500(円建て)の
パフォーマンスを10年・30年・50年のスパンで比較し、
どれが最適な選択肢だったのかを分析した。
というか、自分の問いをすべてChatGPTにぶつけて返ってきた答えを共有する。
 

2024年年間総資産額推移と1年後の私。

 

2024年も終わりを迎えようとしています。

私の今年の資産推移状況はどうなったのでしょうか。


こうなりました。

63,692,821 円

昨年末比16,022,130円。(+34%)


2023年と比較して、比率では及びませんでしたが、

元金が大きくなっているためか金額では昨年越え。

 

もしこれから3年間、年間17%で推移すれば、1億円到達です。

2015年からの直近10年間の平均増加率は24%なので、現実的とみています。

 


今年の増加要因は投資信託。(増加の95%)

※SBI証券口座の例。これとは別に楽天証券口座があります。


ドル資産を増やすという、昨年から運用方針は変えておらず、

詳細な増加要素は以下3点。


ナスダック 約26%上昇 (2023年と同じくらい)

ドル円 約10%上昇 (2023年と同じくらい)

 

私のポートフォリオはナスダックの影響が特に大きいので、

大きな増加につながりました。

 

ここで、来年以降、下がったら私のせいかもしれないこと言います。


円をドルに換えてナスダックに投資している限り負ける気がしない!

勝つことが約束されたチート技!!


<補足>

NYダウやナスダックは不調企業を好調企業に入れ替えるので、

勝つことが決まっている認識。

ナスダックがこけるなら、何に投資しても運命共同体な認識。

 


というわけで、来年の運用方針を記載します。

 

FXでの運用益獲得を強化する。


そこは投資信託ではないのか??という感じですが、

昨年も書いた通り、運用能力次第でFXが最強だと思っています。


スワップが魅力的だし、スワップ分出金できるし、

何よりレバレッジ効かせられるのが本当に素晴らしくて

是が非でも使いこなしたいエクスカリバー的存在。

 

来年は今年以上の結果を出します。

なお、今年の運用益は昨年比約20%増加。

 

今はただひたすら円安だから助かってるだけなので、

感覚ではなく、何かしら意図を記録して売買していこうかと。

ミスっても次につながりそうですし。

2018年トルコリラで100万円損失確定している私が言うのもあれですが、

来年2025年こそはFXだなと思います。

 


さいごに


2025年は今まで以上にまじめに丁寧に生きていこうと思います。

 

具体的には目の前の仕事に精一杯取り組んで、

浪費は絶対せず

ただただドル転&ハイテク株に回す。

 

その回す量を増やすために

・昇給させること(2024年はその一環で転職に踏み切った)

・FXでさらに増やすこと

に注力していきます。

 

入金力とお金の置き場所が大事!


今年も一年、ありがとうございました。

2024年はここで筆を置くことにしますが、

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<参考>過去の振り返り記事はこちらから

2023年

super-hatarakiman.hatenablog.com

 

2022年

super-hatarakiman.hatenablog.com

 

2021年

super-hatarakiman.hatenablog.com

 

2020年

super-hatarakiman.hatenablog.com

 

2019年

super-hatarakiman.hatenablog.com