『DIE WITH ZERO ゼロで死ね』(ビル・バーキンス)
を読みました。
この本の存在自体は以前から知っていて、
「お金なんて貯めこんでてもしょうがないよ!
お金は使ってこそ価値を発揮するもの!」
系の、なんか超絶余計なお世話なだけの話なのかなと、ざっくり思っていました。
実際読んでみて、全然余計なお世話ではありませんでした!
大変申し訳ありませんでした。心よりお詫び申し上げます。
あと、こうして感想を書こうとしているのは、思いのほか刺さった言葉がありまして。
『アリはいつ遊ぶのか。
あなたは喜びを先送りしすぎている。』
『(身近な人の)死は人を目覚めさせる。
私たちは世界が永遠に続くようように生きている。』
特に響いたのはアリの方。
アリとキリギリスの話はもちろん知っています。
とってもいい奴そうなキリギリス
でも、そう言えば、アリっていつその労働を終えるのだろうか。
もしアリが、いつの日か労働から解放されることを夢見ながら、
でも結局、働けなくなるまで働き続けているのだとしたら
短命でも楽しんだキリギリスの方が幸せだよね???と思いまして。
実はアリも先のこと考えてそうで考えてない説。
まさに、とりあえず金を貯めている私と同じ説。
私はこのブログ中にも随時記載させていただいている通り、
資産形成に励んでおり、その目標額はリアルなところで
年間想定支出額240万円×25年分(*)=6,000万円くらい。
*4%で運用しつつ取り崩すと非常に高確率で寿命が尽きるまで0円にならない
この6,000万円という大金はもちろん今はありません。
なので、いくらゼロで死ねと言われても、
まずは最低限生きるだけのお金を貯めるために
結局これからもアリとして労働に励まなきゃね
と思っちゃいそうなところ、ここで私は思い出しました。
ある意味、6,000万円はないこともないことを。
皆さまは、S&P500神話をご存知でしょうか。
S&P500投資で20年後6倍、30年後8倍の意味。
super-hatarakiman.hatenablog.com
上記記事中にも記載していますが、2020年12月現時点で投入済みの
元本約1,100万円を今後しばらく取り崩さないと誓いさえすれば、
20年後約6,500万円
30年後約9,000万円
という驚異の数字に跳ね上がると言うことです。
※厳密にはS&P500に投資しているわけではないですが。
ほんまかい????????????
という感じですが、20年間で6,000万円には達しても良さそうです。
なので、ある意味、既に6,000万円はある。(どん!
となると、これからの労働や投資による収入は完全に使い切っても良い計算。
つまりビル・パーキンスが繰り返し述べていた、
『人生は経験の合計だ。
人生の最後に残るのは思い出。』
を最大限意識しながらお金を使える毎日を過ごせるのではなかろうか。
この本を読むまでの私であれば、でも長生きリスクがね~とか、
重大な病気とかになった場合のお金も必要だよね~とか思っていました。
でも、それも長寿保険など、保険入ったら何とかなっちゃうみたいです。
なので無駄なポジティブさが発揮できそうな気がしてきました。
というわけで。
死ぬまでにやりたいことをリスト化、そのやりたいことを
いつ達成したいかを整理して、タイムバケットを作ろうと思います。
これまで私はインデックス投資、不動産投資を実施してきて、
2020年でお金を増やす仕組みを一旦構築しきった感が否めないので、
2021年はもっと自分と向き合おうと思います。
やぁ俺!やぁ俺!